慶應義塾大学理工学部 羽曾部研究室 Hasobe Laboratory
at Keio University

Innovative Novel Functions Created by Light and Molecule 光と分子の奏でる革新的機能創出
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INFORMATIONお知らせ

「テトラセン-微小金属ナノクラスター連結体における分子内エネルギー移動ダイナミクス」に関する研究成果がJ. Am. Chem. Soc.に掲載されました(東北大多元研 根岸雄一先生との共同研究)。
「量子ドットの多励起子生成とペンタセンダイマーの一重項分裂を融合した励起子増幅系(多重多励起子生成)の構築」に関する研究成果がEnergy & Fuelsに掲載されました(フィンランド タンペレ大 Nikolai V. Tkachenko先生との共同研究)。
学部生3名が新たに配属されました。
3/26-29の日程で日本化学会第105春季年会が関西大学で開催され、スタッフ・学生6名が研究成果の発表を行いました。
3/17-19の日程でParis-Saclay大学(フランス)にてPERMolMat: Japan-France Workshop on Photo-Electro-Responsive Molecules and Materialsが開催され、羽曾部教授が研究成果の発表を行いました。
分子性微小金ナノクラスターの三重項励起状態の量子収率およびモル吸光係数の算出に関する論文がChem. Commun. に掲載されました(東北大多元研 根岸雄一先生との共同研究)。

PEER-REVIEWED PAPERS

RESEARCH CONTENT

MEMBERS

FACILITIES

MESSAGE 緒言

 太陽の核融合の過程で放出される光エネルギー(太陽光)は地球上の全ての生命活動の根源と言えます。我々人類は太陽光からエネルギーを日々獲得することで毎日の生活に灯りを点し、生命活動に必要な化学エネルギー(植物)を獲得しています。植物(食物)を食べた動物は長い歳月を経て石油に変わり、発電所では石油が燃えて熱エネルギーから電気エネルギーに変換されて電力として利用しています。
 このように、生命活動に不可欠な光エネルギーの利用に対して化学の得意とするモノ作りを武器として取り組むことで我々の社会生活をより健康かつ豊かにする機能創出を当研究室はめざしています。具体的な取り組みは長期的な視野を有する内容を含みますが、太陽光発電の変換効率を大幅に改善する新材料、人体の透過性に優れた近赤外発光材料、光照射により作用する治療方法の開発、光照射による高効率物質変換、光駆動による量子情報通信技術の開発 などです。
 羽曾部研究室では有機機能材料の設計・合成を基盤としながら様々な計測法(時間分解分光や電気化学、電子顕微鏡など)による物性・構造評価、さらにエネルギー変換・エレクトロニクスシステム構築にも精力的に取り組んでいます。当研究室の研究内容に高い関心を持ち、研究意欲に溢れる大学生の皆さん、他大学からの大学院進学(修士・博士課程)も広く歓迎します。なお、当研究室の大学院における所属は理工学研究科・基礎理工学専攻・分子化学専修です(入学案内)。

修了生の進路

積水化学・住友化学・旭化成・AGC・デクセリアルズ・東京ガス・パナソニック・サムスン電子・
Northwestern University 博士研究員 など

ACCESS & CONTACT INFORMATIONアクセスと連絡先

〒223-8522  神奈川県横浜市港北区日吉3-14-1
E-mail: hasobe [at] keio.jp