+ ソフトランディング +

図: 有機ナノマトリクスによる気相クラスターのソフトランディング単離

 ソフトランディング法は、気相中で生成したクラスターをサイズや組成を選別して基板上に 非破壊的に蒸着する表面ナノ構造構築技術の最前線です。
 ソフトランディンググループでは、気相反応場において新たに発見された種々の安定複合クラスター (有機-金属クラスター、多成分複合クラスターグループを参照)を、 ソフトランディング法有機単分子膜で修飾された基板を用いることによって非破壊的に室温単離する方法 (有機ナノマトリクスを利用したクラスターのソフトランディング単離法: 右図) を独自に開発しました。
 現在、基板表面に単離したクラスターの熱的安定性や吸着構造の制御法の開発を進め、 担持クラスターの電子状態、光応答性、磁性などの物性・機能の評価への展開を図っています。

参考文献
[1] M. Mitsui, S. Nagaoka, T. Matsumoto, A. Nakajima,
"Soft-Landing Isolation of Vanadium-Benzene Sandwich Clusters on a Room-Temperature Substrate Using n-Alkanethiolate Self-Assembled Monolayer Matrixes"
J. Phys. Chem. B. 110, 2968 (2006).

[2] S. Nagaoka, T. Matsumoto, E. Okada, M. Mitsui, A. Nakajima,
"Room-temperature Isolation of V(benzene)2 Sandwich Clusters via Soft-landing into n-Alkanethiol Self-assembled Monolayers"
J. Phys. Chem. B 110, 16008 (2006).

多成分複合クラスター

ソフトランディング

金属ナノ粒子

有機金属クラスター

分子クラスター

表面電子分光


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