+ 金属ナノ粒子 +

図: DMAで粒径選別された金ナノ粒子のTEM像と粒径分布

 金属ナノ粒子は離散的な電子エネルギー状態を持ち、バルクとも原子とも異なる性質を示すことが知られています。 このような特性が大きな注目を集め、基礎・応用研究が幅広く行われています。
 金属ナノ粒子グループでは、このような金属ナノ粒子の作製をウエットおよびドライプロセスによって行っています。 特に後者では、レーザー蒸発法と微分型移動度分析法(DMA)を組み合わせた装置によって、 有機配位子などを用いない極めて清浄かつ単分散な金属ナノ粒子(上図)の作製を行っています。
 この作製法によって、金属ナノ粒子が本来持っている("intrinsic"な)磁性、触媒特性、光学特性などの物性機能の評価と応用、 さらにそれらの機能とクラスターの機能を複合化したナノ複合材料創製を目指して研究を進めています。

参考文献
[1] S. Kawabata, N. Ishikawa, M. Mitsui, A. Nakajima,
"Fabrication and Characterization of a Granular Film Consisting of Size-selected Silver Nanoparticles: Application to a SERS Substrate"
Eur. Phys. J. D, in press (2006).
[2] Y. Naono, S. Kawabata, S. H. Huh, A. Nakajima,
"Classification and Characterization of Gold and Nickel Nanoparticles with a Differential Mobility Analyzer"
Sci Tech. Adv. Material 7, 209 (2006).

多成分複合クラスター

ソフトランディング

金属ナノ粒子

有機金属クラスター

分子クラスター

表面電子分光


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